営業自粛中 大阪市東成区 深江橋 おもちゃバー

022: 夢の速度(END3)

足に力を込めてアクセルを踏み込む。きみの自動車はみるみる速度を上げてゆく。

速度が上がるにつれ、視界が狭くなってくる。ほんの少しの操作ミスが命取りになる。
きみはそれでもアクセルを緩めることはない。

道路に何かが飛び出してくるのに気付いた時にはもう遅かった。
きみときみの自動車は大きく横滑りして、そのままガードレールにキスをした。

きみは慌てて飛び起きる。恐ろしい夢だった。

(おわり)

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